言語録

シリアル番号 日付

1601

 2016/2/8


名言 もしもわれわれが支配者を選ぶときに、候補者の政治綱領ではなく読書体験を選択の基準にしたならば、この地上の不幸はもっと少なくなることでしょう
言った人、出典 ヨシフ・ブロツキー(Joseph Brodsky)旧ソ連出身の詩人、1987年ノーベル文学賞受賞公演
引用した人、他 朝日新聞編集委員 福島申二 2016/12/18「日曜に想う」

これをfacebookで引用したら坂下幸司さんから「僕のレベルに合わせてくれないと、理解できません。理解できなくなれば、運動するタイプです。前島さんは、数式で教えてくれました」と言ってきた。

私は「朝日新聞の編集者がトランプ大統領を評して採用した言葉です。トランプの伝記作者が『トランプは最後まで読破した本は一冊もない』と書いていること から、世界は不幸になると予言しているのですが、はたしてどうでしょうか?数式では表現は難しいですね。」と応じたが一晩経って、「強いて数式化せよとい われれば、ニューラルネットワークのニューロン間の信号伝達の重み係数wやニューロンの発火点を決める閾値θ計算でしょうか?」と追加。

ニューラルネットワークは人間の脳の回路を模したものだ。これが意外に成功して人工知能が作られ、囲碁将棋は人間よりすぐれ、自動運転もまじか。その内に 人間の能力を超えるかもと言われている。もしかしたら政治家になるかもしれない。そのときには資格として、人類が書いた本はすべて勉強してほしいものだ。

信号伝達の重み係数計算は「ゼロから作る Deep Learning   Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装」に詳しい。

高校の同期の田原氏からは「映画監督のオリバー・ストーン氏ニューラルネットワークが朝日新聞のインタビューで『トランプ政権』を評価するような話をしています。個別の政策で評 価出来ることもあり、トランプも『変わりうる』との判断があるようです。現実は、そんな甘いものでしょうか。私は、政治綱領を読み説く『チカラ』が求めら れているのではないかと日々感じています」と伝えてきた。

私は「実は私もトランプに期待している一人です。読書せずとも、ペリクレスのように真摯な姿勢を失わなければ、人民をリードする智慧は蓄えられるからです。朝日の編集者の驕りかもしれませんね」と応ずる。


トップ ページヘ