言語録

シリアル番号 日付

1517

 2013/7/23


名言 人間は自分の失われた半身を求める
言った人、出典 プラトン「饗宴」でアリストパネスに語らせる
引用した人、他 NHK

古代、人間には三つの種類があった。一つは男と男の結合体、一つは女と女の結合体、あとの一つは男と女の結合体(アンドロギュヌス)。人間は四本の手足を持ち、四つの目で周囲を見渡し、完全に充足した存在であった。

やがて彼らは自惚れて、神に反乱を起こそうとした。それを恐れた神は、それぞれの結合体を真ん中からまっぷたつに切り裂き、ばらばらにしてしまった。二度と神に歯向かうことのないように。

それ以降、人間たちは失われた片割れを探し、再び完全なかたちに戻りたいと欲するようになった。つまり男 - 男の結合体だった者と女 - 女の結合体だった者は同性を求め、女 - 男の結合体だった者は異性を求めるようになったのだと。


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