言語録

シリアル番号 日付

1241

2008/10/23


名言

秋の日

主よ、時です。夏はとても大きかった。
あなたの影を日時計の上に投げかけ、
野の上に風を走らせてください。

最後の果実に満ちよと命じ
彼らにあと二日の南国よりの陽を与え
彼らを完熟に向けおしやり
最後の甘味を重い葡萄に注ぎ給え

今家を持たぬものは遂に何の家も建てず、
今独りでいるものは長くそのままでいよう。
夜 目覚め、読み、長い手紙を書き
並木道を行きつ戻りつ、あちこち落ち着きなく小迷うだろう、木の葉の走る時。

言った人、出典 リルケ
引用した人、他 評論家吉田秀和の「音楽展望」朝日2008/10/23  訳も


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