1241
2008/10/23
秋の日
主よ、時です。夏はとても大きかった。 あなたの影を日時計の上に投げかけ、 野の上に風を走らせてください。 最後の果実に満ちよと命じ 彼らにあと二日の南国よりの陽を与え 彼らを完熟に向けおしやり 最後の甘味を重い葡萄に注ぎ給え 今家を持たぬものは遂に何の家も建てず、 今独りでいるものは長くそのままでいよう。 夜 目覚め、読み、長い手紙を書き 並木道を行きつ戻りつ、あちこち落ち着きなく小迷うだろう、木の葉の走る時。
トップ ページヘ