言語録

シリアル番号 日付

1159

2007/09/27


名言

「リンドウの花」

おまえは夏のよろこびに酔って

至福の光を浴びて ほとんど息もつけない

青空はおまえの花冠に沈んでしまったように見え

風はおまえの綿毛のなかでそよいでいる。

 

そして風が私の魂から罪と苦しみを

すっかり吹き払ってくれるなら

私はおそらくおまえの兄弟となって

静かな日々におまえのそばにいられるのだが。

 

そうすれば私のこの世の遍歴も

おまえのように青い夏の夢となって

神の夢の花園を歩むという

至福の目標にたどりつけるのだが。

言った人、出典 ヘルマン・ヘッセ「庭仕事の愉しみ
引用した人、他

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