メモ

シリアル番号 表題 日付

945

point-frash ポイント・フラッシュ

2005/06/30

「点−尖光」というふうに訳される。

松岡正剛はアルフレッド・ノース・ホワイトヘッドの「過程と実在」の書評でホワイトヘッドの思想の記述には、つねに独特の「包む概念」と「分ける概念」と「繋ぐ概念」とが使われている。

ホワイトヘッドの哲学は、もっぱら「有機体の哲学」とか、「プロセスの哲学」とよばれてきた。

有機体(organism)という言い方は、哲学の歴史のなかでほとんど言挙げされことがなかった言葉だが、「過程と実在」以降、ホワイトヘッドが想定したコスモスの特色を一言でいいあらわすときにつかう最重要概念に、格上げされた。

ホワイトヘッドはオーガニック・プロセスの素材と特徴によって世界と現象があらかた記述できると考えた。その素材は、アクチュアル・エンティティである。アクチュアル・エンティティは「ある」と「なる」のすべてのプロセスを通過している「経験のパルス」の一つずつをさしている。これをホワイトヘッドは好んでポイント・フラッシュと呼んだ。


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