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857

グッタペルカ

2004/09/20

ブルネオ島、スマトラ島、ジャワ島に生えるイソナンドラ・グッタという常緑樹の樹液グッタペルカは電線被覆に最適で1865年代の海底電線に大いに使われた。クラカトアの噴火はこの海底電線でロンドンのロイド商会にいち早く伝えられた。

主成分のグッタは(C10H16)n のイソプレン重合体である。

アマゾンに自生するパラゴムノキ5本がクラカトアの脇を通ってバイテンゾルフ植物園に送られたのはちょうどその最後の大噴火の日1883年8月26日であった。

ライカカメラの合成皮革もグッタペルカと呼ばれている。

サイモン・ウィンチェスター著「クラカトアの大噴火 世界の歴史を動かした火山


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