メモ

シリアル番号 表題 日付

760

ソグド人

2003/09/14

ソグドじん Sogd 中央アジアのサマルカンド、ブハラを中心としたソグディアナ地域に居住していたイラン系民族。中国名は粟特(ぞくとく)。アケメネス朝ペルシア(前6〜前4世紀)の1州となったころから、オアシス農耕、牧畜に従事し、東西交通の要所であることを活用して商人としても活躍した。独自の言語であるソグド語をもち、そのソグド文字からウイグル文字がつくられ、のちにモンゴル文字、満州文字の基礎となったといわれる。

安禄山 あんろくざん ?〜757もイラン系の父親とトルコ系の母親の間に生まれたソグド人と言われる。玄宗の寵愛(ちょうあい)をうけ、また、楊貴妃に近づいて権勢をえようとしたが、貴妃の兄である宰相楊国忠と対立し、755年には蕃と漢の兵20万をひきいて挙兵し、その755年のうちに洛陽を陥落させて、翌756年元旦に皇帝を称し、国号を大燕(だいえん)とした。同年に長安も占領して威勢をはったが、太子の安慶緒に暗殺された。以後、中国内部のソグド人は皆殺しにあう。

ソグド人は中国の縦糸に着色する縦錦を通商するだけでなく、独自に横糸を着色する横錦を製造販売した。ベルギーにも日本の法隆寺にもきていた。連珠という円形の模様の中に動物などを面対称に配置する模様に特徴がある。

NHK-TV


トップ ページヘ