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シリアル番号 表題 日付

759

松方デフレ

2003/09/12

1880年代前半 大蔵卿松方正義による紙幣整理 日本銀行(1882)を唯一の発券銀行とし、国立銀行は普通銀行へ。極端にマネーサプライを減少させる。これを「松方デフレ」という。農民は春にはインフレの中、高額で肥料などを購入していながら、秋にはデフレで農産物価格が暴落しているということになる。今なら、収入に応じて納税額が決まるが、当時は「地価の3%」であった。このため地租が払えない中小農民が没落して小作農となり、逆に余裕のあった有力農民は土地を買って寄生地主となった。「松方デフレが寄生地主制を確立させた」と言われる所以である。


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