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749

インジゴ

2003/08/23

インド産植物で青色の染料の原料。これから取れる染料はインジゴチンという。接尾語チンはスズのことでインジゴを水溶性のロイコ形態に変える。布地に吸収されてから大気中の酸素で酸化され、青色に発色する。

イタリアのジェノバ港の荷揚げ労働者のはいていたズボンまたはフランスの町ジェインに起源をもつジーンズまたはフランスの町ニームにちなむデニムを青色に染める染料はBASFが開発した合成インジゴ。

二臭素化インジゴ(ジブロモインジゴチン)は紫色の染料で貝を原料とする。地中海東部のカナン人ヤフェニキア人の高貴な人の衣料となった。カナン人ヤフェニキア人という民族名も紫色という意味を持っている。ティリアン・パープル、ロイヤル・パープルともいわれる。

ー「遺物は語る 化学が解く古代の謎


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