| シリアル番号 | 表題 | 日付 | 
| 614 | 権威型縦社会 v.s. 知価社会 | 2002/5/18 | 
国民不信の思想を持つ官僚組織が一番上にいる権威型縦社会は規格大量生産には向いているが情報や知恵といった新しい価値に重きをおく知価社会には弊害となる。日本ではなにかうまく行かなくなると人事、仕方、仕掛け、仕組み、思想の順に手をつける。人事から初めていまようやく仕組みにまで手をつけたが、官僚の抵抗にあってまだ「思想」には手をつけていない。まず官主導の縦社会を壊すこと。規制を撤廃すること、そして国民や市場の選択に任せることが正しいことだとマスコミも含め、国民が信じることが大切。
    ・・・堺屋太一、朝日「経済漂流」2002/5/18