シリアル番号 | 表題 | 日付 |
613 |
ピストンとシリンダーの潤滑 |
2002/5/13 |
シリンダー内面には1/1000ミリの条痕を付けて潤滑油が完全に掻き落とされないようにしてきる。走行距離が10万キロメートルで潤滑油消費量が減るのはこの条痕が磨耗して条痕の谷に残る潤滑油が減るからである。しかし、このときはピストン焼付きの危険期でもある。
シリンダー内面に条痕をつけることをホーニング仕上げという。条痕は並行ではなく交差する(クロスハッチ)ようにつける。
1971年インターナショナル・ハーベスター社はプラトー・ホーニングという内面仕上げ法を開発した。
鈴木孝著「エンジンのロマン」