シリアル番号 | 表題 | 日付 |
481 |
襟裳岬の植林 |
2001/3/6 |
襟裳岬は人が入植するまでは森林に覆われていた。しかし人が住むようになってから暖房のための薪として森林は消えた。一年の200日は強い風が吹き、風食により表土が失われ、海底に積もり、昆布が不作になってしまった。地元の人々は立ち上がり、まず20年かけて牧草を植え、更に20年かけて黒松を植林し、成功した。赤くにごっていた海は澄み、流氷が海底の砂をさらってくれた。ついに昆布も良いものがとれるようになり襟裳の人々は今豊かになった。漁業をするにはまず山を豊かにしなければならないことが証明された。
NHK