シリアル番号 | 表題 | 日付 |
423 |
フェムト秒 |
2000/4/20 |
●千兆分の一秒
●数十〜数百フェムト秒のフェムト秒レーザーは化学反応を見るにちょうど良い短さ
●カルフォルニア工科大アーメド・ズベイル教授はこれで1999ノ−ベル科学賞
●数十〜数百フェムト秒のフェムト秒レーザーのパルス長さが原子の振動周期と同じため、共鳴で原子同士の結合を切る
●レーザー光の進行方向と垂直の強い電場により原子の向きをそろえることができる
●フェムト秒レーザー光をガラスに当てるとそこだけ屈折率が部分的に高くなる。照射個所を動かせばガラス中に光ファイバー網を作れる。
●ホウ酸バリウムを含むガラスにフェムト秒レーザー光を当てるとホウ酸バリウムの短結晶ができる。
●プラセオジムなどの希土類元素が入ったガラスにフェムト秒レーザー光を当てると10時間の長残光の結晶ができる
●ホウ酸バリウムの短結晶赤外線レーザー光を青色レーザーに変える素子に使われる。ガラスの中に素子が作れる。演算、記憶素子が作れる可能性あり。
●京都大学平尾一之教授
朝日新聞科学欄2000/4/19