シリアル番号 | 表題 | 日付 |
340 |
信夫捩摺(しのぶもじずり) |
99/1/10 |
●平安時代には現在の福島市あたりを信夫郡信夫庄(しのぶごおり、しのぶしょう)といった。
●ここで産した乱れ模様の絹布を信夫捩摺(忍摺、しのぶずり)といった。
●みだれ模様の巨石に白絹を置き草で摺って模様を写す方式の染め方で作った。
●古今和歌集、恋歌四に収録された源融の歌「陸奥のしのぶもじずり誰ゆえに乱れんと思ふわれならなくに」により有名となる。
●以上司馬遼太郎著、街道をゆくシリーズ33「嵯峨散歩 仙台・石巻」
●柴庭に生えるねじれ花も「しのぶもじずり」とよばれる。これは蘭の原種の一つ。