シリアル番号 | 表題 | 日付 |
233 |
森鴎外の愚かさ |
96/12/1 |
●森林太郎(森鴎外)は陸軍軍医総監だったが脚気は白米食に原因があるとは認めなかった(東大学派=官学)ため日清戦争では陸軍の戦死者よりも、脚気で死亡した人のほうが多かった。日露戦争でも3万人は脚気で死亡といわれている。
●一方、海軍軍医の高木兼寛は脚気は白米食に原因があることを発見したが、森林太郎は認めようとしなかった。
●北里柴三郎のペスト菌発見に際して森林太郎は「北里の香港から捕えて帰った菌は贋物で仏蘭西のエルザンが見いだした菌が本物であったということは欧羅巴ではとっくにしられている」と事実無根の説を説く。福沢諭吉(私学派)は北里を庇護する。
●組織、権威も傲慢さ、頑迷さの象徴か