メモ
シリアル番号 |
表題 |
日付 |
1403
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ロドネノール
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2013/09/02
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カネボウ美白化粧品の主要薬効成分。白斑を生じさせる症例が多数発見された。
かって色素細胞消滅現象を発生させたラズベリーケトンの化学構造を少し変えたロドデノール(4-(4-
ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール)が同じ問題を起こした。紫外線でひやけすると色素細胞はチロシナーゼを生成するがこのチロシナーゼとロドデノール
が色素細胞を殺してしまう現象と考えられている。不可逆であるとの学術論文の一部を改変して医薬品医療機器総合機構の審査をパスし、平成19年9月21日
薬事・食品衛生審議会化粧品・医薬部外品部会で承認を得た。皮膚科の専門医である部会長が、ロドデノールに含まれている成分の一つについて、「食品や化粧
品として国内でも外国でも使われていると書いてあるが、接触皮膚炎のような報告はないのでしょうか。ハイドロキノンがベンゾキノンに変わった途端に非常に
かぶれやすくなるのです。と質問したが、機構の審査担当者が「それについては把握しておりません。」と答えただけで終わってしまっている。機構の審査結果
に基づいて安易にそのまま承認したことが、今回の「白斑様症状」の発生につながった可能性あり。
ちなみに
ラズベリーに含まれている香気成分・ラズベリーケトンは脂肪の吸収スピードを落とし、脂肪分解のスピードを上げるとされる。カネボウの女性研究員がラズベ
リーケトンと唐辛子の辛み成分カプサイシンの分子構造が似ていることに気がついたことです。その後細胞レベルの試験ではカプサイシンの3倍の脂肪分解効果
があるとカネボウ研究所。この成分を配合したダイエット補助食品が「ヴィタロッソ(VITA
ROSSO)としてカネボウから発売。ラズベリーケトンは、サプリメントとして取ることは安全であるかどうかを知るための十分な情報がない。
ラズベリーケトンは科学的に、それは副作用を引き起こすかどうかを判断するために、ヒトにおいて検討されていない。
それは化学的にシネフリンと呼ばれる覚せい剤に関連しているので、ラズベリーケトンの安全性に関するいくつかの懸念がある。
したがって、ラズベリーケトンが増加、イライラの感情を引き起こすかもしれないという可能性がある
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/09/txt/s0921-4.txt