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1400

3Dプリンター
2013/07/29

2013年になって3Dプリンターが安価になって普及してきた。米国の3Dシステムズがリーディングカンパニーだ。

3Dプリンターを初めて知ったのはまだ現役だったころ海外出張からの帰りに航空機のなかで見たビデオだった。光硬化樹脂に光を照射して固める原理だった。これは技術的ブレークするーたと思ったことを鮮明に覚えている。

最近朝日の記事で知ったが、1980年この光硬化樹脂を使った3Dプリンターのアイディアは名古屋市工業研究所の研究者小玉秀男氏が閃き特許まで申請し、学会発表をした が実用化を申し出る企業はなかった。米ベンチャーの3Dプリンターの創業者チャールズ・ハルは小玉秀男氏より後の発明だが、確実に実用に持って行った。

3Dシステムズは光硬化(SLA® = Stereolithography)に加え、レーザー溶融粉末造形(SLS® = Selective Laser Sintering)、3Dプリンター(MJM® = Multi Jet Modeling)も市販。

金属粉末に高熱の電子ビームをあてて溶かして固める3Dプリンターもある。ドイツのEOS社はチタンの粉末をレーザー光で固める技術を開発した。

日本もようやく国家プロジェクト技術研究組合を2014年にTRAFAMを設立したがどうなることか?

3Dプリンターは多量生産にはむかない。資源やエネルギー、新興国の安い労働力が不足し、低賃金国で大量生産し、地球規模で流通させる経済モデルが行き詰まった時に生産を消費者の近くで行わざるをえなくなってから普及するのだろう

Rev. November 3, 2014


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