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1335

スプライト
2012/04/22

対流圏(12km)の上は成層圏といわれるがそこから電離圏(100km)までの間で発生する放電現象。電離層では太陽光という薄い層がある。。対流圏で 積乱雲が発生し、対流圏内での放電現象をカミナリという。

この太陽光層とカミナリの間で垂直に放電する現象をスプライト(Sprite)という。キャロット型、カラ ム型など形状は多様。電離圏で横にドーナツ状に広がるのをエルブス(Elves)という。スプライトが多数発生すると電離層から電子がおりて積乱 雲の水滴を荷電させ、水滴が凝縮しないため厚い雲となり大雪を降らせる。2010年に英国を襲った大雪はこれが原因とされる。NHK
東北大はスプライト観測衛星をうちあげたが失敗。

オーロラは太陽から放射される高速度帯電微粒子(陽子などの流れ、太陽風)が地球に接近して、地球の磁場によって磁力線の沿って、その周囲を進行し、その 際に地球上層の大気、たとえば水素のイオン化したものが、この微粒子によって衝撃を受けて発光するものである。イギリスやアイルランドでオーロラが次々と 観測。原因は太陽表面の磁気嵐と宇宙線を防ぐ太陽の磁気バリアの減少。今年は北海道で観測が期待される。2012年から来年にかけて太陽活動が弱まり、宇 宙線量は増加し、大規模なオーロラが地球を襲い、電力網が壊滅的な被害にあい200兆円の被害をもたらすという。その後も太陽活動は弱まったままだが、太 陽から放射される高速度帯電微粒子が減ってオーロラがほとんど表れない時代が100年続く、宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線の進入を妨げている地球磁場が電 離層に流れる電流が弱まるため弱まり、宇宙線がより多く地表に降り注ぐようになる。 そうすると氷を作る核が増え、雲の生成も増加して寒冷化と旱魃がおそうという。17-18世紀は寒冷化と飢饉が全地球規模で起こった。

米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星テラの観測で雲の高度がさがっているという。地球温暖化を減速させる効果があるかもしれない。ニュージーランド・ オークランド大のチームが、テラの観測データから雲の高さの平均を計算したところ、2000年から10年間で約1%に相当する30〜40メートルの低下が 判明した。チームは「原因はわからないが、何か重要なことが起きていることを示しているのかもしれない」という。雲が下がると、地球から宇宙空間に対して 熱が逃げやすくなる。今回見つかった現象は、地球温暖化の進行に歯止めをかける「負のフィードバック」機構の可能性もあり、チームは20年ごろまで続くテ ラの観測を注意深く分析することにしている。朝日


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