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1328

中心気質
2012/02/05

エルンスト・クレッチマーの三気質とは「循環気質」、「分裂気質」、「粘着気質」。

安永浩はこれを発展させて「同調性気質」「内閉性気質」「中心気質」と分類した。

「中心気質」は「てんかん気質」と同義。てんかん患者などに多く見られるような、一種の健全な幼児性や天真爛漫さなどを指す。うれしいこと、悲しいことが 単純にはっきりしていて、周囲の具体的事物に対して烈しい好奇心を抱き、熱中もすればすぐ飽きる冒険気質。動きのために動きを楽しみ、 .イマジネーションを持ち、動物的直観で「現在」、「偶然完全」を生きる。..開けっぴろげで、「今、ここで」の充実感の中に生きる。中心気質的な表現と は、近景における喜劇、遠景における悲劇、とその最大の特徴としている。言い換えるなら「おもしろうてやがて悲しき」世界。 「星の王子さま」に描かれた永遠の少年は中心気質者か。友人が少ない。社交性が高いとはいえない。頭脳は明晰である。

勝新太郎、北野武、石原慎太郎がその例である。

変人は「分裂気質」、軍人は「てんかん気質」または「中心気質」、凡人は「循環気質」という見方もある。


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