メモ

シリアル番号 表題 日付

1289

満州国国旗

2010/06/30

清朝は漢族、満州族、蒙古族、ウイグル族など新疆のイスラム系諸民族、およびチベット族の5種族の同君連合の上に満州族が別個の資格で君主として君臨するという形態であった。

1912年に中華民国が成立した際に清朝中国は満州族が権力を握り、他の4族はすべて奴隷的地位に圧迫されていたとし、五族が平等の立場にたち、同心協力して、国家の発展を策しというスローガンを唱えた。これが五族共和(ごぞくきょうわ)である。中華民国の国旗はこれを象徴して赤、黄、青、白、黒の五色をフランス旗のように縞状に染め抜いていた。

満州国国旗は黄色地の左上1/4にこの中華民国の国旗から黄色を抜いた4色を染め抜いたものとした。この黄色は中央行政をもって四方を統御することを意味した。


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