メモ

シリアル番号 表題 日付

1271

人工括約筋

2010/03/12

鎌倉プロバスクラブのメンバーで85才になる元味の素の中央研究所長であった弓狩康三氏から朗報を聞いた。彼が自ら発明し、試作品を作り、自らモルモットとなって治験をしている人工弁の話です。

これは金メッキした小型の金属製の弁で折りたたんだ形で尿道経由で膀胱の出口の括約筋近傍に挿入し展開します。(ステントのようなもの)常時弁は閉です。くしゃみくらいの腹圧では開弁しませんが、トイレで力めば弁が開く仕掛けになっております。挿入して1ヶ月になるそうですが全く普通の感覚であったそうです。明日治験終了で取り出す予定だとうれしそうに話しながら一緒に並んで鎌倉プリンスのホテルのトイレで用を足した。

唯一の問題は厚生省が1ケ月毎に取り出して点検せよという条件を出しているため、毎月1回医者の世話にならなければならないことだそうである。これに関しては米国で治験し、もっと長期間の実績を作って厚生省に圧力をかけることも検討中という。其のうちに保険の承認もとるそうですからオムツから開放されクリティー・オブ・ライフが向上する。

因みに男女の別なく装着可能とのこと。


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