メモ

シリアル番号 表題 日付

1250

サイバービア

2009/10/04

電脳郊外と訳す

サバービア(郊外)をもじったジェイムス・ハーキンの造語

軍事研究からうまれたサイバネティクスとピッピーが1970年代に編集した「全地球カタログ」(ホールアースカタログ)が野合して現在のサイバービアが形成されたとする説。

ホールアースカタログは黒くて大きくて分厚いカタログで立派な思想書であるとともに「商品カタログ」であった。内容は

    1.「全体システム」Whole Systems
    2.「土地利用」Land Use
    3.「シェルター」Shelter
    4.「ソフト技術」Soft Thechnorogy
    5.「工芸」Craft
    6.「共同体」Community
    7.「放浪生活」Nomadiics
    8.「コミュニケーション」Comunications
    9.「学習」Learning

スチュアート・ブランドたちがメンロ・パークで制作し、詩を思わせる作風を施して世に送り出した。編集ティームが厳選した商品情報がまとまとめられている。書籍が中心であるが、道具機材類もあった。

スティーブ・ジョッブズがスタンフォード大のスピーチの最後でホールアースカタログに言及している。そして言っている「最終版の裏表紙は朝の田舎道の写真で、冒険好きがヒッチハイクをしていそうな場面だ。その下にこんな言葉がある。『ハングリーであり続けろ。愚かであり続けろ』これはスチュアート達が活動を終えるに当たっての別れの言葉だ。ハングリーであり続けろ。愚かであり続けろ。そして私は常にそうありたいと願ってきた。そして今、皆が卒業して新たに歩みを始めるに当たり、皆もそうあって欲しいと思う」


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