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1206

ムペンバ効果

2008/08/01

Mpemba effect

特定の状況下で高温の水がより低温の水よりも短時間で凍る現象のこと。特定の状況下とは高温水は35oC、高温水は5oCなど。

ムペンバ効果はタンザニアの高校生、エラスト・B・ムペンバ (Erasto B. Mpemba) が発見し、ダルエスサラーム大学のデニス・G・オズボーン博士が検証して発表した。

熱力学エンタルピー的にはありえないが、熱移動現象的にはありうる。

@低温水は4oCでは対流が停止し、対流伝熱は極端に低下する
A高温水には表面からの蒸発潜熱による冷却がある
B低温水は表面から凍り、放射伝熱や空気対流伝熱が阻害される
C低温水は過冷却になりやすい
D高温水は溶存気体が少ない
E平均温度ではなく温度分布で表現する必要があるので偏微分方程式で表現しなければならない問題である

早稲田大学の物理学の名誉教授の大槻義彦は、自身のブログにおいて「熱力学の基本法則からありえない」と批判して恥を書いた。


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