シリアル番号 | 表題 | 日付 |
1198 |
世界七帝国 |
2008/06/03 |
1794年に蘭学者・桂川甫周が編纂した「北槎聞略ほくさぶんりゃく」に大黒屋光太夫からの聞き取りで「オンペラトルスコイという帝号を称する国はわずか七国にて皇朝其一つに居る」とある。王国はコロレプスツウという。
神聖ローマ帝国、中華帝国、オスマン・トルコ帝国、 ムガール帝国、ロシア帝国、大英帝国にならんでいたわけだ。エカテリーナが大黒屋光太夫を厚遇した理由はここにある。宣教師達が大名を王とし、その上に立っていた将軍を皇帝とみなしたことがその判断の根拠となった。
18世紀にアムステルダムで発行された日本図の欄外にL'EMPIRE DU JAPON, TIRE DES CARTES DES JAPONNOISとある。
東北大平川新教授