メモ

シリアル番号 表題 日付

1181

摩擦撹拌接合技術 Friction Stir Welding

2008/01/22

1990年初頭に英国公立溶接研究所が開発した溶接技術。2枚の板を重ねてその上をStir Rodでこね回せば、2枚の板が接合されるという技術で航空機、自動車製造に利用されている。

三菱重工のプラント部がこれに着目し、プロセスプラントを小型の金属ブロックの中に閉じ込めるという夢の構想を実現した。

板にプロセスプラントの配管、蒸留塔、容器、熱交換器などの型を切り取り、薄板を重ねてFriction Stir Weldingを施して、小型プラントを制作。燃料電池向けリフォーマー、試験用蒸留装置を試作している。

ただまだ鉄は無理でアルミ、銅、マグネシウムにしか適用されない。従来技術ではブレージングでおなじことができるが、この方法は溶融塩炉が不要で安価。

配管の摩擦圧接と原理は同じだがより高度な利用となる。

ペトロテック誌2008年1月号


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