シリアル番号 | 表題 | 日付 |
1174 |
意思決定の仕組み |
2007/12/23 |
人はまず意思があって行動がそれに従うと錯覚しているが事実はまったく異なる。
脳の中では様々な情報が行き交い最終的にそれらの情報のなにかが引き金になって行動がはじまる。意思決定の過程で意識できることは一部しかなく、行動の引き金になった本当の原因はよくわからない。それでも困らないのは脳には自分の行動の結果を見て「意思」を後付けする仕組みがあるためである。その仕掛けは言語にある。この仕掛けは後の行動に一貫性を持たせるために備わったものだろうと考えられる。
朝日新聞