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シリアル番号 表題 日付

1107

開経偈

2007/03/29

西国三十三ヶ所、秩父三十四ヶ所、坂東三十三ヶ所などの観音霊場であげるお経は開経偈⇒般若心経⇒ご詠歌⇒回向文の順であげる。

四国霊場の場合は開経偈⇒般若心経⇒十三佛真言⇒光明真言⇒回向文の順。

開経偈(かいきょうげ)

無上甚深微妙法(むーじょうじんじんみみょうほう)

百千万劫難遭遇(ひゃくせんまんごうなんそうぐう)

我今見聞得受持(がーこんけんもんとくじゅーじー)

願解如来真実義(がんげーにょーらいしんじつぎー)

あまりにも深く妙なる教えは、無限の時をへてもめぐりあうことはむずかしい。
今、わたくしはお経を見、仏の教えを聞き、拝受することができました。
どうか仏の真実の教えを理解させてください。


回向文は宗派によってちがうが下は法華経の抜粋

願以此功徳(がんにしくどく)
普及於一切(ふぎゅうおいっさい)
我等与衆生(がとうよじゅじょう)
皆共成仏道(かいぐじょうぶつどう)

回向 (廻向、えこう、pariNaama (sanskrit))とは

「パリナーマ」とは、「転回する」「変化する」「進む」などの意で、大乗仏教の特徴をなす考え方である。中国では、回は回転(えてん)、向は趣向(しゅこう)。自分の修めた善行の結果が他に向って回(めぐ)らされて所期の期待を満足することをいう。善行の報いは本来自分に還るはずだが、大乗仏教においては一切皆空であるから、報いを他に転回することが可能となる。善行の結果を人々のためになるよう期待し、それを果すのを衆生回向といい、善行の結果を仏果の完成に期待するならば、それを果すことは仏道への回向である。いわば、自分自身の積み重ねた善根功徳を相手にふりむけて与えることを回向という。


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