シリアル番号 | 表題 | 日付 |
1094 |
ハドレー・セル Hadley Cell |
2006/12/29 |
ジョージ・ハド レーが1735年にローヤル・ソサイエティーで発表した貿易風がなぜ発生するのかという理論を発表した。赤道上で空気が暖められて密度が減少して上昇気流となり、上空で冷えて雨を降らせ、乾燥した密度の高い空気となって緯度30度付近で下降気流となる 。この上昇気流と下降気流をセットとしてハドレー・セルと呼ばれる。ハドレー循環またはハドレー循環セルともよぶ。
赤道付近は両極付近よりも自転速度が速いため、緯度30度付近で下降した空気が極方向に流れると見かけ上(西風)偏西風となり、極から赤道方向に流れると見かけ上東風(貿易風)となる。
ジェームズ・ラブロック「ガイアの復讐」