シリアル番号 | 表題 | 日付 |
1077 |
スーパーエラプション(巨大噴火) |
2006/10/03 |
英国地質学会の定義によれば250立方キロを越す噴出物を出す噴火をスーパーエラプション(巨大噴火)という。そうしてできた火山をスーパーボルケーノ(巨大火山)という。
信州大学の原山智教授によれば日本アルプスの槍・穂高連峰はスーパーボルケーノだったという。当時平だった土地に176万年前と175万年前に巨大噴火が発生し、東西6キロ、南北16キロ、深さ3キロのカルデラができたという。それぞれ400立方キロと300立方キロを噴出した。その後80万年前までにこのあたりは圧縮により隆起し、侵食によりカルデラの外輪山は姿を消した。
北海道の屈斜路、九州の阿多カルデラ(鹿児島湾)、十和田湖は過去12万年間に100立方キロを噴出したという。
もしこれが本当なら新生代は6,500万年以降から現代までなので、日本アルプスは新生代に出来たということになる。