シリアル番号 | 表題 | 日付 |
067 |
日本の松林 |
92/10/24 |
●日本の原風景は松林であるが、最近この松林が危機にひんしている。そもそもこの木はこの木は日本古来の木ではない。
●縄文の主役は照葉樹林であった。これはクスノキ、ナラ、シイなどの林で腐植土を好む。
●弥生の主役は松である。これは稲作と密接な関係がある。里山の下草を刈り堆肥とし、枯れ枝を集めて燃料としたため、土地が痩せ、松が勢力を増した。最近は化学肥料の普及により里山の下草刈りをしなくなったため、腐植土が増え、松の勢力がおとろえつつある。
●酸性雨の影響もあるが、このような大きなエコロジーの変化にも目を向けたい。
●農業が環境破壊の最たるものである。
●四手井綱英(シデイツナヒデ)説、森林生態学による