メモ

シリアル番号 表題 日付

030

ケツアルコアトルとテスカトリコア

91/3/9

●メキシコ神話の2大神。

●1521年コルテスが率いる600名のスペイン軍が入城したアズテク族の首都テノチティトランの王モンテスマ2世はコルテスをケツアルコアトルの再来と誤認し、城を明け渡した。

●ケツアルコアトルはトルテク族の神で、52年を一周期とする13周期(675年)毎に太陽をめぐる神々の支配権が入れ替わると信じられており、コルテスがきたときちょうどその年にあたっていた。

●コルテスらが上陸したとき、モンテスマ2世がコルテスに送ったとされるヘビの面とケツアルコアトルとテスカトリコアの面は現在ロンドンはピカデリー・サーカスの大英博物館別館にある。この面は一時メジチ家の所有であった。

●テスカトリコアは骸骨をベースに作成されたもので、いけにえを要求する神であった。また人の生皮を着て神官が踊る風習もあった。

●マヤ、トルテク族を含め石器時代人であった。いけにえは生きたまま石のナイフで心臓をえぐられ、いまだ動き続ける心臓をピラミッド上のチャックモールという人を形とった台の上に置いた。

●テノチティトランはメキシコ高原のテスココ湖上にあったが、すべて破壊され、中心部のいけにえをささげたピラミッドは破壊され、1563年にすでにアメリカ大陸最古のカソリック大寺院がその前に建設 され、現在も健在である。このカソリック大寺院前広場からピラミッドあとも再発見されている。テスココ湖は森林の伐採のため、涸れた。

●ピラミッドはより高く神にちかいところでいけにえの儀式をおこなうために建造された台。

●この古代文明はチナンパ農法という湖や区画された農地を囲む水路の底をさらったヘドロを肥料とする生産性の高い農業に依存していた。


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