メモ

三菱経済研究所、経済の進路1989年11月号の巻頭言の要約

●1989年の経済白書は経済のストック化が焦点

●国富(正味資産)=対外純債券+実物資産=2546兆円@1987年

●国富増加=GNP+地価の増加ー(消費+資本減耗)=425兆円@1987年

●GNP=345兆円@1987年

●地価の増加=376兆円@1987年=国富増加の88%

●消費+資本減耗=GNP+地価の増加ー国富増加=296兆円@1987年

●地価の増加がゼロだったとした時の国富増加=49兆円@1987年

●地価総額=1686兆円@1987年=米国の4倍(面積は1/25、単価は100倍)

●株式時価総額=世界の株式時価総額の50%(地価総額を反映してか)

●地価高騰の原因=円高対応の金融の超緩和、税制、土地政策

●地価高騰=実態的資産パワー=投機(バブル)=資本の海外への流出=国際的摩擦=国内での住宅取得不可能=勤労意欲の減退=高齢化社会での年金制度の崩壊