シリアル番号 | 874 |
書名 |
アジア地域の環境対策の現状と課題:国際協力を中心に 平成16・17年度研究プロジェクト |
著者 |
大江宏 |
出版社 |
亜細亜大学アジア研究所 |
ジャンル |
環境 |
発行日 |
2007/3/31 |
購入日 |
2007/8/3 |
評価 |
良 |
亜細亜大学経営学部教授大江宏先生の贈呈本。
本書はグリーンウッド氏も参加させてもらっている研究会をまとめた報告書である。
テーマと著者は
開発途上地域における水と貧困の現状と開発援助についてーサブサハラアフリカの協力事例を中心にー 庵原宏義
世界水フォーラムと日本 大和谷久次
南アジアの環境政策について ネパール・ブータンを事例にー 辻井清吾
アムール川中流地域の土地利用変化 春山成子・増田佳孝
中国の退耕還林政策ー現状と課題 小林煕直
環境倫理と自然保全 飯島正
台湾の人口と環境 江口旻
などである。
飯島正先生の環境倫理はバイクで先生の案山子山荘にうかがったとき直接お話をうかがっていたものとと推察した。 このなかで先生は
一切衆生悉有(しつう)仏性 草木国土悉皆(しつかい)成仏
の二つの概念を紹介し、インドでは草木にまで精神性を認めていなかったが、中国を経由し日本に入ると非情のものにも物性があるということになったという。最澄、日蓮、道元もおなじ。