読書録

シリアル番号 709

書名

額田女王(ぬかたのおおきみ)

著者

井上靖

出版社

新潮文庫

ジャンル

小説

発行日

1972/10/30発行
1981/5/25第23刷

購入日

2005/7/17

評価

妻の蔵書。

大化改新後の激動する時代、万葉随一の才媛で大海人皇子(おおあまのみこ、天武天皇)に”紫草のにほへる妹”とうたわれた額田王をめぐる大ロマンを朝鮮出兵、蝦夷征伐、壬申の乱を舞台に繰り広げる歴史小説。

7-10まで3ヶ月かけで完読。なかなかいい小説であった。

だが、この小説の舞台となった朝鮮出兵時代の史実は実は九州王朝時代のこと という説がある。記・紀の神代巻はこれを大和王朝のこととしている。この辺のことは平松幸一氏の年賀状にくわしい。

額田女王の歌、Quotation 922, Quotation 977

Rev. November 22, 2007


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