| シリアル番号 | 685 | 
| 書名 | 島原・天草の緒道 街道をゆく17 | 
| 著者 | 司馬遼太郎 | 
| 出版社 | 朝日新聞 | 
| ジャンル | 紀行文 | 
| 発行日 | 1987/1/20第1刷 1997/12/20第11刷 | 
| 購入日 | 2005/2/19 | 
| 評価 | 優 | 
評判の街道シリーズ、島原・天草の旅に先立って読む。
ここで浄土真宗について「明治以前は寺領を持たないことを特徴とし、キリスト教的な意味での教義を持ち、(これを親鸞の思想に基づく真宗教義という)僧侶は説教をして信徒を獲得し、寄進で寺を建て、信徒が持ってくる飯米で寺族を養ったとの」新たな理解が進む。
司馬遼太郎は島原の乱など宗教のためというより、領民が松倉重政により物理的な生存を否定されたためといい、松倉重政を限りなく弾劾する。