読書録

シリアル番号 669

書名

継体王朝の謎 うばわれた王権

著者

宇治市教育委員会編

出版社

河出書房新社

ジャンル

歴史

発行日

1995/12/15第1刷

購入日

2004/12/6

評価

宇治市制40周年記念として宇治市に関係ある古代史・考古学シンポジウムとして継体朝の時代を取り上げ、専門家がプレゼンテーションとパネルディスカッションをしたものをまとめて本とした。

継体は即位後すぐ大和には入れず、淀川流域を転々としていたことがあり、宇治市を関係が深い。

西暦527年、(継体21年)磐井戦争が発生した。筑紫君磐井の墓は福岡県八女市にある岩戸山古墳である。川端俊一郎のいう九州王朝の筑紫君薩野馬(さちやめ)は八女出身であったという説とどう関係するのか興味を持って読んだが単なる大和王朝の敵たる新羅と磐井が通じていたという従来の説が書かれているだけであった。


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