読書録

シリアル番号 645

書名

緑色生活 北海道・アリスファーム発

著者

宇土巻子

出版社

北海道新聞

ジャンル

農業

発行日

2002/1/31第1刷

購入日

2004/07/15

評価

東京生まれの著者が東京外語大卒業後、パートナーの藤門弘とともに1974年、飛騨の有巣部落で家具作、農業、機織、染色業を始める。有巣部落にちなんでアリスファームと命名。

1984年,北海道の仁木町に移住し、冷水峠で家具、染織、食品工房を開き、農場で牛や羊の飼育を飼いはじめ、観光牧場と宿泊施設も開設した。

1994年、観光牧場をすべて処分し、隣の赤井川村でベリー農場とジャム作りに絞って、レンガ作りの自宅を建設し、静かな生活に入る。この30年間の記録をつづった本である。

ところで有巣(あっそ)という地名はもうない。有巣、中野、二俣の三集落が合併して、各集落の下の字だけを取り、巣野俣という名前になったためである。わずかに有巣峠という地名にのこるのみ。有巣はいまでは「ありす」と発音するが、姓としてはそれでよいが、地名としてはどこまでも「あっそ」である。


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