読書録

シリアル番号 1364

書名

天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、全ての人へ

著者

北野唯我

出版社

日本経済新聞

ジャンル

社会学

発行日

2019/1/17

購入日

2019/03/03

評価



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世の中には天才と秀才と凡人がいて、それぞれ、創造性、再現性、共感性に秀でている。

しかし凡人は天才を理解できず排斥し、秀才は天才に憧れと嫉妬心を抱き、天才は凡人に理解されたいと願う。その結果、それぞれに苦しみ、天才は凡人に殺される。

この関係性は組織をも蝕む。ベンチャー創成期のように天才が組織を率いる時代が終われば、秀才が企業のトップに就く。すると天才を理解できない凡人が天才を管理することになり、イノベーションを起こせなくなる。

多数決という凶器で天才の命を奪っているのは異端の才をうまく活かせない日本社会に対する警鐘だ。

ー梶山寿子の朝日新聞の書評

アマゾンでこの本の発行日をしらべようとしたらオオキケイスケの「天才を殺す凡人になるよりパンツを脱がす技術を極めなさい」という本が並んでいた。


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