読書録
  
    
      | シリアル番号 | 1175 | 
    
      | 書名 | インフェルノ 上下 
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      | 著者 | ダン・ブラウン 
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      | 出版社 | 角川書店 
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      | ジャンル | 小説 
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      | 発行日 | 2013/11/28 
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      | 購入日 | 2013/12/12 
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      | 評価 | 優 
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ラングドンシリーズ第二作の2003年のダビンチコードにつぐ4作目。世界の人口問題をテーマにフィレンツエ、ベネチアなどの観光案内をかねたミステリー。
12日購入、13-14日は外出、15日上読破、17日下読破。楽しめた。
FS-2080がシカゴでのゾブリストとの一夜を回想する場面を読んだときはFS-2080は男だという先入観でよんでいたため、倒錯的場面に驚き、圧倒されたが、読み返して勘違いで読んでいたとわかり著者の陰謀に引っ掛かったなと苦笑い。ミステリーだから当然だが。
どこかにニコロ・マキアヴェッリの目的に関する警句があったが、その場面が見つからない。
ダン・ブラウンの『インフェルノ』に登場するスポットをめぐる旅
主題となった人口問題は私も興味を持って20年前に試算して炭酸ガス排出量削減策のパラドックスという論文を書いている。論文の趣旨は人口はどこまでも幾何級数でふえるのではなく、人々が豊かになり、教育をうけると出生率は低下傾向になって世界人口の成長は止まるとい結論をだしている。
現に日本の人口は減少している。また人口を支える資源が有限であれば、増殖は幾何級数的にはならないというベルギーの数学者Pierre Verhulstのロジスティック曲線もある。
2016/11になり、トムハンクス主演で映画化され、日本でも上映されている。
Rev. November 4, 2016