そば粉のクレープ(ガレット)

 

自家製パンがないときはパンケーキで代用するが、たまに趣向を変えて薄焼きのパンケーキを作る。若い女性にクレープとして人気があるアレである。

ブルターニュ地方は土地が貧しく気候も冷涼であるため、小麦の栽培が困難でそばが常食とされていた。当初はそば粥やそばがきにして食べていたが、そば粥を偶然焼けた石の上に落としたところ薄いパン状に焼きあがる事を発見し、これをガレット(galette)と呼んでパン代わりに食べるようになったといわれている。

ルイ13世の妻のアンヌ王妃が、夫に伴ってブルターニュ地方へ狩りに訪れた際、現地の庶民が食べていたガレットを偶然口にして気に入り、宮廷料理に取り入れたといわれている。生地はそば粉から小麦粉へ変更され、粉と水と塩のみであった生地に牛乳やバター、卵、砂糖などが加えられるように変化していった。名称も焼いた際にできるこげ模様が縮緬を連想させる事からクレープと呼ばれるようになったという。

西沢重篤が 自ら製造するコンポストを使い、無農薬・有機栽培して製粉したそば粉が沢山あり、そばがきだけでは消費できない。ちょうどパン焼き機も壊れてしまったので最近は毎朝クレープを食している。

材料

そば粉 50g
小麦粉 100g
タマゴ 1個
ミルク 200cc

料理プロセス

タマゴを割ってボールにいれ、良く撹拌しながらミルクを加える。これに小麦粉を振りかけながら粉の塊ができないように良く撹拌しながら加える。最後にそば粉を加える。

このように薄く溶いた材料を加熱前のテフロン製のフライパンの上に薄く延ばし、弱火で焼く。固まって色が褐色になりかかったら裏返して焼いて出来上がり。 熱いフライパンは濡れ雑巾で冷してから材料をそそぐと薄く広げることができる

これにハチミツやジャムを塗ってロールして食す。マヨネーズを塗りサラダとハムをはさんでサンドイッチとしてもいける。

April 25, 2007

Rev. November 22, 2007

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