環境問題とグローバリゼーション

―日本、アジアをめぐる最近の話題―

日本大学大学院法務研究科小林紀之教授

2005年7月27日、小林紀之氏は北大農学部卒業後、三井林業でアジアの林業経営に携わっておられたので実体験に裏打ちされた貴重なお話を聞く機会をえた。テーマは京都議定書の課題とポスト2012、違法伐採問題、ISO14000/森林認証制度、日本とアジアの廃棄物問題であった。

ポスト2012の将来枠組みを策定するためにブレアはG8で新興5ヶ国も入れ、グレンイーグルズ行動計画を宣言したが、米国は枠組みには復帰しないだろう。

1998年のスハルト政権崩壊後、インドネシアの違法伐採は増えている。輸入国として協力するのはトレーサビリティー問題が横たわる。むしろ社会林業(Social Forestry, Community Forestry)、 Agro Forestryなどの概念の普及が大切であろう。

ISO14000/森林認証制度はマーケティング目的である。

日本とアジアの廃棄物問題ではバーゼル条約の遵守。

August 30, 200

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