シリアル番号 | 1026 |
書名 |
原発事故はなぜくりかえすのか |
著者 |
高木仁三郎 |
出版社 |
岩波書店 |
ジャンル |
技術 |
発行日 |
2000/12/20第1刷 |
購入日 |
2009/10/11 |
評価 |
良 |
岩波新書
神田の古本屋で300円で購入
高木本は「原子力神話からの解放 日本を滅ぼす九つの呪縛」に次いで2冊目
このなかで面白かったのは日本の技術屋、特に原子力屋はなにか論文を書くときに技術とはこうあるべきと書けばよいところ、「わが国は・・・」と書き始める。これを英訳するとアワカントリーとなる。英語で論文を書くときには日本人でもこうは書かない。ところがある日本の外交官は「マイカウントリーズ・オフィシャル・ポリシー・・・」といって失笑を買ったそうである。クリントン大統領ですらジス・カウントリーという。マイカウントリーといっていいのはエリザベス女王くらいでしょう。
高木仁三郎氏がここで書いているのはかっこいいが普通の社員は企業内で企業がしていることを批判することは容易ではない。高木氏しがしたように辞職を覚悟しなければならない。
高木氏はこの本を書いてガンで死亡したが、若い頃、スイミングプール型訓練炉で化学分析をしていたころ浴びた放射能が原因だったのかどうか気になった。