藤沢七福神

藤沢市にある七福神のうち、龍口寺や江の島は近くであるが、旧東海道沿いの寺や神社は藤沢宿の常光寺をのぞいていままで 訪れたことはなかった。

1
養命寺
城南4-10-35 布袋
2
皇大神宮

鵠沼神明2-11-5
恵比寿
3
常光寺
本町4-5-21 福禄寿
4
諏訪神社

大鋸3-7-2
大黒天
5
感応院
大鋸2-6-8 寿老人
6
龍 口寺

片瀬3-13-37
毘沙門天
7
江 島神社

江の島2-3-8
弁財天

2017/1/25 藤沢に出たついでに小田急線で一駅、藤沢本町まで移動。駅には藤沢七福神めぐりのパンフレットが置いてあった。1/7から1/31は スタンプラリー期間だという。全部回ると記念の手ぬぐいが購入できるとある。本町から旧東海道を西に歩き。養命寺に向かった。引地川を渡るとメルシャンの 工場の手前に小さな寺があった。そこが引地山養命寺。 1570年(元亀元年)に本寺の宗賢院第三世の暁堂元龍によって創建されたと伝えられているが、本 尊は、1197年(建久8年)の銘をもつ薬師如来坐像のため、源頼朝に仕えた大庭景義の子景兼の守護仏であったと伝えられ、国の重要文化財に指定されてい る。

皇大神宮に向かって歩いていると、七福神めぐりをしていると思しき同年配の男とすれちがう。住宅地を歩いていると消防車がたくさんやってきた。新築の民間経営の2階建ての集合住宅だ。どこからも煙が出ていないのに、といぶかっているとや がて1階の部屋の換気口から煙がではじめた。留守 らしいが玄関ドアは施錠され、3つの窓はシャッター式雨戸で武装されていて、圧縮空気ボンベを背負った消防士は中に入れないし、放水も出来ない。南面の吐き出し窓のシャッターらしき金属を電動鋸で 切る音がして、ようやく換気口からでる煙は減り始めた。室内にたまった一酸化炭素の着火するかと心配したが、無事だった。厳重な泥棒対策は火災の時は逆効果になると 悟った。最近はやりの防犯目的のシャッター窓は消火活動を妨げる。泥棒と、火事どちらが怖いといえば火事だとおもうのだが。消防隊は火を消だけでなく、まず倒れているかもしれない人を救出して救護する準備を黙々としていたのが印 象に残った。

皇大神宮(こうたいじんぐう)は横浜の野毛山にもある。名前が大きいのは伊勢神宮の内宮(ないくう)と呼ばれるものだからだという。ここは奈良時代以来現在の藤沢市の内、藤沢、西富、大鋸、鵠沼、辻堂などの各地を合わせてとなえられていた相模国土甘郷(とかみごう)の総社に列せられたという由緒正しいもののようで、境内も結構大きいが、コンクリート造りだから品がない。カメラを構えた記憶があるがシャッターが落ちなかったらしい。訪れた証拠にスタンプを使った。

常 光寺はかって来たことがある。そのときイサム・ノグチがデザインした詩人の父の野口米次郎の墓をみた記憶がある。野口米次郎の兄は常光寺の住職だった関係だというが、今回は見つからなかった。

境川は遊行寺より一つ上流の橋で渡った。瞽女淵や土手番様の言い伝えの水害の原因となった地峡を見たかったためである。確かに狭くて深い川でいくつもの滝がみえた。遊行寺のなかを通過して諏訪神社に至る。

感応院から藤沢駅に戻り、最後の2つはパスして完了とする。全行程10kmだが、今日は5km程度で30分の火事見物も含め3時間つかった。

七 福神めぐり

January 11, 2016

Rev. January 26, 2017


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