日比谷公園

社会人として駆け出しのころ職場は新橋の第一ホテル隣にあった。したがって日比谷公園は昼休みの散策ルートになっていた。

2013年4月20日、NPO法人「トリウム熔融塩国際フォーラム」参加のために日比谷図書文化館大ホールに出かけた。日比谷図書文化館は日比谷公会堂と並んでいる三角形の建物だ。



日比谷公会堂 2012/7/30


少し時間の余裕があったので久しぶり に散策する。公園の片隅に旧江戸城の堀が一部のこっていてその先に旧GHQと帝国劇場や帝国ホテルが見える。公園からみた帝国ホテルの外壁は古くなって汚れが目立つ。



旧GHQ


帝国劇場、帝国ホテル

日曜画家が大勢スケッチしていた。



日曜画家

トリウム熔融塩国際フォーラムは徐博士の通訳をした木下さんに江沢民の息子が500億円の国家予算で展開するトリウム炉の開発状況を徐博士が説明するというので出向いた。米 国での動きの解説など既知の内容は抗ヒスタミン薬の影響で熟睡してしまったが中国の現状説明に移ると俄然めが覚めた。まー頑張ってくださいというとこ ろ。



徐博士と木下氏

冒頭のキーノートスピーチは有馬朗人であったが、外見に比べて傲岸不遜な人で東大物理学科で共に助教授であった森永先生が忌み嫌う理由がわかった。ただ文 部大臣をしたのは失敗だったという発言を興味深く聞いた。いまだに原子力村の親玉だという気分でいるようだ。まるで原子力なしでは人類は滅亡すると思いこ んでいるようだ。人の一生は思い込みではじまり、終わるのだという思いを強くした。

東電の原子力開発研究所の副所長をしていた石井さんにはまたあら捜しに来たんだろうといわれたが。確かにそういわれればそうで、除博士の話を聞きながら、 熔融塩炉を地中深く炉心を埋め込むというが地下水位の高い日本では万一熔融塩がもれれば崩壊熱で火山のようになるのではとかテロのターゲットになればそう なるかなどとシミュレーションしながら聞いていた。
April 23, 2013

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