丹沢

日向薬師と日向山

2005年2月5日(土)、グリーンウッド夫妻は日向薬師(ひなたやくし)、日向山(404m)、七沢温泉(ならさわおんせん)、七沢森林公園を散策した。

ピンク色のルート

伊勢原から神奈川中バスで日向薬師行きに乗り終点で下車。バスの来たアスファルト道をそのままたどれば”関東ふれあいの道”で大山に至る。バス亭から仁王門を経由して日向薬師の本堂に至る参詣道は地山に直接掘り込んだ石段が続き、杉の巨木の並木が古刹の雰囲気を漂わせている。

日向薬師は日向山霊山寺(りょうぜんじ)と称し、716年行基菩薩(ぎょうきぼさつ)によってひらかれた。行基が熊野を旅していたときに、薬師如来のお告げを受けて、この地に霊山寺を建立したと伝えられている。本尊の薬師三尊像は平安前期の作という。茅葺の本堂は徳川時代の建物という。 行基菩薩は高尾山薬王院有喜寺も開山している。東大寺を建立した行基を開基と称する寺院は全国で1,400ヶ寺にも及ぶそうだ。

日向薬師の裏の梅園から日向山に登る。急なのぼりが終わると、山頂である。伊勢原方角は杉木立が伐採されて眺望を楽しめる。ここで昼食とする。昼食後、大釜弁才天方向に下り、鞍部で右に分けて沢を七沢温泉方向に下る。左に分ければ広沢寺温泉(こうたくじおんせん)にゆく。

日向薬師 背後に日向山

七沢森林公園入口

七沢森林公園より日向山、大山、大釜弁才天を望む

七沢温泉には数軒の旅館があった。若き頃ここで開催された大学の同窓会で八田先生や五味先輩に会ったことがあるが、どの旅館かは判別がつかなかった。

まだ時間が余ったので七沢森林公園を訪れた。神奈川県立である。この広場から見る大山は立派に見える。大山の手前には午前中にのぼった日向山が左側に大釜弁才天が右側にシンメトリーに控えている。

February 6, 2005

Rev. December 25, 2010


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