市ヶ尾

稲荷前古墳群、市ヶ尾横穴古墳群

以前、つつじが丘に住んでい た頃は知られていなかった猿田坂が田園都市線、市ヶ尾駅近くにあるという記事を読んだ。横浜市青葉区役所近くの長さ200m位の坂である。江戸時代にはここに大山詣での参拝客相手の旅籠が3軒あったという。

この地にあるのが市ヶ尾横穴古墳群(市ヶ尾遺跡公園)や稲荷前古墳群である。4世紀から5世紀の古墳時代の古墳である。

稲荷前古墳群はこの地域を治めた歴代の首長や一族の墓である。1967年に住宅造成中に発見され、前方後円墳2 基・前方後方墳1基・円墳4基・方墳3基の計10基の古墳と横穴墓9基が見つかった。特に16号は前方後方墳であり、神奈川県で初めて発見された。現在で は大部分が住宅地と化し、消滅したが、16号と15号・17号の方墳2基の計3基が保存されている。


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この古墳より古い時代6,000-4,000年前の縄文海進の時代には近くを流れる鶴見川は古鶴見湾と言われる入江だった。同じころ、鎌倉の津、大船界隈、鎌倉八幡宮前、小田原、平塚・茅ヶ崎は海だった。

2014/3/28、たまたま、つつじが丘に出かける用ができた機会に市ヶ尾で下車し、2時間かけて全て回った。

市ヶ尾駅で下車。国道246号線を歩道橋で横断し、西に向かう。しばらく歩くと猿田坂上にある地蔵堂にでる。地蔵堂の脇からこの界隈の小高い山が市ヶ尾横穴古墳群だ。



市ヶ尾古墳群

旧大山海道の坂を下って上市ヶ尾交差点で右折して稲荷前古墳に向かう。稲荷前古墳駐車場から古墳に登る。前方後円墳がいくつか保存されている。

稲荷前古墳 16号の前方後円墳(手前円墳部)

ここから住宅地内に入り込み、長大なS字坂を下ってようやく市ヶ尾に戻る。

January 30, 2014

Rev. March 28, 2014


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