甲州

 猿橋

2008年12月2日、葛野川揚水発電所を見学した。JR中央線猿橋駅に着くと名勝猿橋 は日本の三奇橋の一つという観光ポスターが目に入った。東電OBのI氏と会う約束の時間まで30分ある。往復2kmだから時速4kmで歩けば往復できると踏んで、早足で見に出かけた。

時間がないので橋の袂で撮影しただけで帰ったが、あとで橋の下は深さ33mの断崖絶壁であることを知った。

現在の猿橋

推古帝のころからあるとの伝説があるそうだが、戦国時代に入り、1426年の武田と足利の合戦、1524年の武田と上杉の合戦の場となるなど戦略上の要地となったという。江戸時代 に五街道の一つ として整備された。家康は万一の時、甲州に逃れるために甲州街道を特に重要視したという。猿橋は甲州街道の要衝として九回の架け替えと十数回の修理が行われている。

安藤広重の「甲陽猿橋之図」に描かれている。三奇橋とは「岩国の錦帯橋」、「木曽の桟(かけはし)」とのことだ。

猿橋の下流には明治時代にコンクリートで造った八ッ沢発電所に送水する水路橋がかかっている。

猿橋駅からは2005年5月15日に登った岩殿山が紅葉に染まっているのがみえた。 この山頂には岩殿城跡がある。

岩殿山

December 5, 2008


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