2001年の冬の日曜日の午後、青山から広尾まで約１時間の都心の散策をした。表参道駅下車、ホテルのフロラシオン青山に向けて歩く。すぐビルの谷間に都市再開発されたLa Place de Minami-Aoyamaというショッピングモールを見つける。開発後まだ3年くらいのものであろう。ここのGenoise (Restaurant Serial No.151) というカフェで休憩。この界隈は若い女性があふれているビューティーパラーが多い。小さな花屋さんが粋である。南青山ル・アンジェ教会（Chapelle des Anges）という真新しい教会風建築物がある。La Rochelleというフランス料理店を併設しているので新式の結婚式場のようだ。
南青山の花屋さん
Cafeglobe.comや村上春樹の事務所があるDenmark Houseを過ぎ、青山霊園立山墓地沿いに坂道を下り、西麻布交差店に出る。ここから広尾橋交差店までは一直線。有栖川宮記念公園に向けちょっと入ったところにお目当てのフランス料理店「ひらまつ」があった。(Restaurant Serial No.150) ここでは本格的なフランス料理がいただける。
ひらまつ
折角の散歩道であったが、青山にしても広尾にしても道を歩いていてどこから匂ってくるのか下水道の匂いには閉口した。汚水が見えないだけで匂いに関してはジャカルタと大差ない。東京の住人は嗅覚が麻痺しているのだろうか。よく不平が出ないものだとあきれる。 >
臭気とは直接関係ないのかもしれないが、東京の一部ではまだ雨水管と下水管が共用の所があるという。大雨の時など、雨水も下水処理場に流れ込むので下水処理場が処理できず、雨水で薄まった下水は直接東京湾に未処理で放流されるという。宇宙から見れば東京湾の水はきれいだと毛利さんは言うが、くさい油ボールが東京湾に浮遊して砂浜や護岸に付着していることは事実だ。
2001/2/4