九品寺(くほんじ)

九品寺は浄土宗の寺。この寺は1333年の鎌倉攻めの折、新田義貞が材木座に本陣を構えた。北条高時以下一族は自害し、鎌倉幕府は滅亡した。その三年後、 1336年に北条方の大勢の戦死者を弔うため、新田義貞が本陣跡地に建てた寺。阿弥陀仏が説法された九品來迎印が寺号の由来。九品とは極楽往生を願う人の 生前の行いによって定められた九種類の往生の有様をいう。上品 (親指と人差し指)、中品(親指と中指)、下品(親指と薬指)のそれぞれに上生、中生、下生があり、合わせて九品とされる。

本尊は阿弥陀三尊で来迎相は上品下生である。文献では聖観音がどこに安置されているかは不明なれど鎌倉三十三観音の第16番札所である。

本堂

グリーンウッド氏は2008年2月2日、ここを初めて訪問し、2015/2/16に2度目の訪問をした。

鎌倉地図

February 2, 2008

Rev. February 17, 2015


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