暗峠(くらがりとうげ)
生駒山の南側にある鞍部。十三峠、十三嶺(越)道、龍田越えとも呼ばれる。
松尾芭蕉の「くらがり」の句で有名。
菊の香に、くらがりのぼる節句かな
摂津難波〜河内〜大和奈良を東西にほぼ直線短距離で結ぶ道が暗越道で、近世以降、脇往環として旅客、貨物の運送で栄え
た道として知られている。
1660年に大阪城青屋口の焔硝蔵に雷が落ち、石垣や扉が飛んで、大被害となった。飛んだ扉は暗峠に降ったといわれている。
近年はこの急坂を自転車で上る競技が開催されている。
October 23, 2010
Rev. March 5, 2016